欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは1月13日、2013年の世界新車販売の結果を公表した。アウディやセアト、シュコダ、ポルシェ、商用車のMANやスカニアを含むグループ全体の総販売台数は、過去最高の約970万台。前年比は4.3%増だった。
商用車のMANとスカニアを除けば、2013年の世界新車販売は約950万台。前年比は4.8%増となる。
市場別では、単一国としては最大市場の中国(香港を含む)が、前年比16.2%増の327万台と、大きく増加。中国を含めたアジア太平洋地域では、14.7%増の364万台を売り上げた。
北米は、前年比5.6%増の88万8800台。このうち米国は、2.6%増の61万1700台。北米、米国ともに、伸び率はひと桁台に鈍化した。
また欧州は、信用不安の影響で、前年比0.5%減の365万台と、2年連続の前年割れ。このうち、西欧(ドイツを除く)は、0.1%増の185万台とかろうじて前年実績を超えた。一方、地元のドイツは1.4%減の116万台と、マイナスに転じている。
ブランド別では、フォルクスワーゲン乗用車部門が前年比3.4%増の593万台。アウディは8.3%増の158万台、シュコダは2%減の92万0800台。セアトは10.6%増の35万5000台と、2桁増を達成した。
なおフォルクスワーゲングループの2013年12月単月の世界新車販売は、83万3200台。前年同月比は6.3%増と、引き続き前年実績を上回っている。