【デトロイトモーターショー14】レクサス スポーツクーペに最強モデル RC F…5.0リットルV8は450ps以上

自動車 ニューモデル 新型車
レクサス RC F
レクサス RC F 全 15 枚 拡大写真

レクサスは1月14日、米国で開催中のデトロイトモーターショー14において、『RC F』を初公開した。

2013年11月、レクサスは東京モーターショー13において、新型クーペの『RC』を発表。このRCの頂点に立つ高性能グレードが、RC F。『LFA』や『IS F』に続いて、「F」の名前を冠したレクサスのハイパフォーマンスモデルに位置付けられる。

ベース車両のRCとの違いは、メッシュパターンの専用グリル、19インチの大径ホイール&タイヤ、エアスクープ、冷却ダクトなど。前後フェンダーのエアアウトレットは、Lシェイプ。マフラーはIS Fをモチーフにした4本デザインとした。カーボンファイバー製パーツも用意。ボンネットフードは、高さを引き上げた専用デザインとした。

アクティブリアスポイラーも設定。これはLFAの技術を応用したもので、速度に応じて作動。80km/hでリアスポイラーが立ち上がり、40km/hに速度が落ちると格納される。レクサスは、「高速域でのトラクションと安定性を引き上げる効果がある」と説明する。

室内は、メーター、ステアリングホイール、シート、ペダルなどを専用デザイン。新開発のシートは、サポート性を高めた形状とした。メーターは、4種類のドライビングモードによって表示が切り替えられる。パドルシフト付きのステアリングホイールは、グリップ部の太さを最適化。ブレーキとアクセルペダルには、L字型のゴムスリットが付く。

今回、レクサスは、デトロイトモーターショー13の会場で、RC Fのパワートレインを発表。これまで、エンジンは、「V8」とだけ公表されていたが、新開発の排気量5.0リットルのアトキンソンサイクルユニットで、最大出力450ps以上、最大トルク53kgm以上と告げられた。

このエンジンは、現行レクサス『IS F』の2UR-GSE型直噴5.0リットル V型8気筒ガソリン(最大出力430ps、最大トルク51.5kgm)に対して、20ps以上、1.5kgm以上の性能アップを実現した計算。RC Fはレクサス史上、最もパワフルなV8エンジンを搭載することになる。

トランスミッションは、パドルシフト付きの8速「SPDS」(スポーツ・ダイレクト・シフト)。0-96km/h加速はIS Fの4.6秒よりも速いタイムを目標としており、最高速は270km/h(リミッター作動)の予想スペックが公表されている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  3. ホンダ『プレリュード』新型、ホームページで先行公開…発売は9月
  4. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  5. ホンダ『N-ONE e:』の価格を予想、280万円台からか…実質ガソリンモデル並み?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る