VWグループはVWメキシコ・プエブラ工場で北米向け新型『ゴルフ』の生産開始を発表した。
同時に同工場では、VWメキシコの50周年記念式典が、メキシコの経済産業長官であるイルデフォンソ・グアジャルド氏、地元プエブロ州のラファエル・モレノヴァッレ知事、そしてVWグループのマルティン・ヴィンター・コルン会長ら700人のゲストが出席して挙行され、ゴルフの生産開始に花を添えた。
この式典でVWのヴィンター・コルン会長は、「VWメキシコには誇りある歴史と将来性があり、今回の新型ゴルフがその象徴だ」、「新型ゴルフの生産開始は北米でのVWの大きな力となる。そして、VWは自動車生産国としてのメキシコにコミットメントし、今後2018年までに70億米ドルの投資をメキシコに投ずることを確認する」と述べた。
ゴルフは、モジュラー・トランスバース・ツールキット(MQB)と呼ばれる技術に基づいて設計されており、メキシコ工場で生産された車は、米国およびカナダに出荷される。今回VWグループはプエブラの工場にゴルフ生産のために7億米ドルを投資。最初にラインオフしたのは赤い『ゴルフ GTI』で、年内に他のモデルの生産も開始される。プエブラ工場の生産能力は700台/日だ。
VWメキシコのアンドレアス・ヒンリヒスCEOは、「我々のプエブラ工場はVWグループの最高の輸出拠点のひとつだ。ここから今日までに1000万台以上の車両が世界中の顧客に送り出されている」と強調した。
新型ゴルフの他にプエブラ工場では、VW『ビートル』とVW『ジェッタ』のクーペとカブリオレ・モデルが生産されている。