12日午後9時ごろ、岡山県倉敷市内の国道2号で、側道を走行していた軽乗用車が交差点を右折しようとしたところ、対向車線を進行してきた乗用車と衝突する事故が起きた。乗用車側の2人が負傷したが、クルマは逃走。警察は後に20歳の男を逮捕している。
岡山県警・倉敷署によると、現場は倉敷市笹沖付近。交差点には信号機が設置されている。軽乗用車は側道から交差点に進入し、右折しようとしたところ、対向車線を進行してきた乗用車と衝突した。
この事故で乗用車を運転していた同市内に在住する35歳の女性と、同乗していた5歳の男児が打撲などの軽傷を負ったが、軽乗用車はそのまま逃走。警察では軽傷ひき逃げ事件として捜査を開始した。
その後、同市内に在住する女性から「息子が衝突事故を起こし、そのまま逃げたようだ」との通報があり、これを受けた署員がクルマが止まっているという飲食店の駐車場へ急行。衝突痕のある軽乗用車の近くにいた同市内に在住する20歳の男に職務質問したところ、ひき逃げへの関与を認めたことから、自動車運転過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ、酒気帯び運転)の容疑で逮捕している。
男は新成人。成人式の後開かれた同窓会で友人らと飲酒していた。呼気からは酒気帯び相当量のある目コール分も検出されている。聴取に対しては「飲酒運転の発覚を恐れた」などと供述しているようだ。