日本海事協会、二相ステンレス鋼を溶接するガイドラインを発行

船舶 テクノロジー

日本海事協会は、二相ステンレス鋼の溶接に関するガイドラインを発行した。

オーステナイト相とフェライト相からなる二相ステンレス鋼は、高い耐食性と高強度を兼ね備えた鋼材で、SUS304やSUS316Lなどのオーステナイト系ステンレス鋼と比べてニッケル含有量を抑えている。

これまで国内造船所で建造されるケミカルタンカーの貨物タンク用材料は、主にオーステナイト系ステンレス鋼が使用されてきたが、最近は二相ステンレス鋼を活用する事例が増加している。

造船所が二相ステンレス鋼を初めて使用する場合、使用前に同鋼の溶接に適用する溶接施工要領書(WPS)を新たに作成する必要がある。

同協会では、二相ステンレス鋼に適用する溶接施工要領書の作成を支援することを目的に、溶接施工要領書と溶接施工法承認試験の要件をガイドラインとして包括的に取りまとめた。ガイドラインは、同協会の関連規則に準拠、二相ステンレス鋼の溶接における留意点も含めて掲載した。

ガイドラインは無償で同協会ホームページからダウンロードが可能。

今後も必要な技術支援を通じて、海事産業の発展に貢献していくとしている。

《レスポンス編集部》

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