12日午後3時ごろ、岩手県奥州市内の市道を走行していた軽乗用車が対向車線側へ逸脱。対向車線を順走してきた乗用車と正面衝突する事故が起きた。この事故で軽乗用車側の2人が死傷している。路面は完全凍結していた。
岩手県警・江刺署によると、現場は奥州市江刺区岩谷堂付近で片側1車線の直線区間。事故当時、路面は圧雪アイスバーン状態だった。同市内に在住する71歳の男性が運転する軽乗用車は対向車線側へ逸脱。対向車線を順走してきた乗用車と正面衝突した。
衝突によって軽乗用車は中破。後部座席に同乗していた68歳の女性は頭部強打で約2時間後に死亡。運転していた男性も腹部強打で重体となった。対向車の乗員にケガはなかった。
死亡した女性は後部右側の座席に着座。シートベルトも着用していたとみられる。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。