【デトロイトモーターショー14】日産、スポーツセダンの復権なるか…低く流れるキャクターラインで個性

自動車 ニューモデル モーターショー
日産・スポーツセダン コンセプト(デトロイトモーターショー14)
日産・スポーツセダン コンセプト(デトロイトモーターショー14) 全 8 枚 拡大写真

日産自動車がデトロイトモーターショー14において、ワールドプレミアした『スポーツセダン コンセプト』は、次世代の日産デザインを採用しているという。

2013年のデトロイトモーターショーで発表されたクロスオーバーコンセプト『レゾナンス』、同年の上海モーターショーで公開した4人乗りセダンの『フレンド・ミー』に続き、日産の統一デザインモチーフが随所に盛り込まれている。一方でこの車ならではの独自性はどういった部分にあらわれているのだろうか。

ニッサンデザインアメリカの上田太郎副社長は「車体真ん中のキャラクターラインを、フロントフェンダーの盛り上がりから一回下がって後ろに伸ばし、また盛り上がるように通している。低い車にそのラインを取り入れることで、パワフルさを表現した。また、窓を狭くしルーフラインを斜めにスッと下ろしたのも、スポーティーな車の特性を出すため」だと話す。

また、「横に流れる勢いとタイヤでしっかり大地を掴むスタンスのようなものを感じていただければ嬉しい。ショーカーなので非常に強くデザインを打ち出しているが、今後ジェネレーションが確実に変わっていくことを象徴する一台だ」(上田氏)とした。

“ストラッド アンバー”と名付けられたボディカラーについては「これまで日産ではあまり使われなかった色だが、最近は暖色系のカラーでパッションを表現した。インフィニティも同じ傾向がある」(上田氏)という。

カンファレンスでは日産自動車のアンディ・パーマー副社長が、レゾナンスの市販モデルを4月に開催されるニューヨークモーターショーで発表すると述べた。フレンド・ミーやこのスポーツセダンコンセプト市販モデルの登場時期にも注目が集まる。

《吉田 瑶子》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
  3. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
  4. 日本初のクルマ専用「除湿剤」が登場、最長180日間快適に
  5. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る