【日産 ティアナ 新型発表】商品コンセプトは“心地よさと共に走りも愉しむ大人な移動空間”

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東京モーターショー13 日産新型ティアナ
東京モーターショー13 日産新型ティアナ 全 8 枚 拡大写真

日産は『ティアナ』をフルモデルチェンジし、2月5日より発売すると発表した。

同社日本商品企画室リージョナルプロダクトマネージャーの寺田美穂氏はティアナについて、「一貫して(室内)空間内での情緒的価値を提供するというDNAを持っているブランドだ。初代ティアナは“MODERN Living”。2代目は“OMOTENASHI”をキーワードとし、コミュニケーションや商品の企画開発を行ってきた」と振り返り、新型は「“ゆとり・余裕・楽しむ・大人”という価値を提供するクルマとして企画した」と述べる。

そして、「初代と2代目で築いた室内空間と乗り心地での優位性はそのままに、走りの楽しさを加え、空間だけでなく、走りも心地よいセダンに進化をさせた。商品コンセプトは、“心地よさと共に走りも愉しむ大人な移動空間”」だと説明。

フォーカスターゲットは、「50代の夫婦、断層世代だ。家族構成は夫、妻で子供は独立し、夫婦二人で生活をしている人たちだ」とし、「この二人の価値観は、素敵なライフスタイルを送る、恋人のような大人の二人。年齢を感じさせない洗練された若々しさ。“いまが人生最高の時”と考えている二人で、大人ならではのセンスで毎日を一緒に輝かせようと考えている人たちだ」という。

「当初、実際にこのような夫婦が本当にいるのかとピンとこなかった」と寺田氏はいうが、実際の調査結果から、「我々が中年以上の価値観を“成熟”だとか“熟成”と考えていたことは、現在では間違いだと気付いた」と話す。

40代から60代を対象に、自分はどうありたいか、また、周りからどう思われたいかという調査に対する結果は、「“若々しい(若々しく見られたい)”、“センスが良い(センス良く見られたい)”ということが圧倒的で、我々のイメージする“成熟”だとか“熟成”といった項目は低かった」と寺田氏。「こういう新しい気付きをもとにユーザーを研究していった」と語り、そこからティアナのターゲットユーザー像を明確にしていったのだ。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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