ケーヒン、蓄冷エバポレーターを搭載した新型空調ユニットを開発

自動車 ビジネス 企業動向
ケーヒン・蓄冷エバポレーターを搭載した新型空調ユニット
ケーヒン・蓄冷エバポレーターを搭載した新型空調ユニット 全 1 枚 拡大写真

ケーヒンは、アイドリングストップ時のエンジン停止状態でも車室内の温度上昇を抑える「蓄冷エバポレーター」を搭載し、車室内の快適性向上に貢献する空調ユニット「HVAC」を新たに開発した。

新製品は、ケーヒンと蓄冷エバポレーターを開発した子会社ケーヒン・サーマル・テクノロジーが初期段階から共同で開発し、製品化した。

蓄冷エバポレーターは、エアコン作動時に蓄冷材の入った蓄冷タンクを保冷し、エンジンが停止しエアコンのコンプレッサーが停止した状態でも冷風を送風可能とすることで、車室内の温度上昇を抑えることができる。また、エバポレーターのフィン部分の一部を蓄冷タンクへ置き換えながら、従来と同等サイズを実現するとともに、冷房性能を高める独自技術を導入している。

また構成部品の形状を工夫したほか、シミュレーション技術の活用などにより機能面での付加価値を高めつつ、コンパクトなパッケージレイアウトおよび、軽量化(従来比8%)を実現した。さらに、グローバルでの多様なニーズに合わせて、蓄冷エバポレーターだけでなく、左右独立温度コントロール機能やPTCヒーターの搭載などの幅広いバリエーションに対応する。

新製品は日本で量産を開始し、すでにホンダに納入。今後、タイ、中国、マレーシアでも量産を開始する予定。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  4. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  5. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る