香港の鉄道を運営する香港鉄路(MTR)は1月24日、2018年開業予定の新線・沙田至中環線(沙中線)第1期区間向けの電車(8両編成14本)の製造について、中国北車グループの長春軌道客車と契約したと発表した。総額は約11億4000万香港ドル(約150億円)。
沙中線の第1期区間は紅カン(ホンハム)~大囲(タイワイ)間を結び、既設路線の西鉄線と馬鞍山線を含む東西走廊(EWC)として運行する計画。長春軌道客車の最初の編成は2017年に納入され、テストなどを経て2018年の開業時には全編成が揃う予定だ。
EWC向けの車両としては、既存車両の改造とそれに伴う増結用車両の新製を、伊藤忠商事・川崎重工業・近畿車輛の日本企業3社コンソーシアムが受注している。