UACJ、米国で自動車パネル用アルミニウム材を合弁生産…自動車軽量化ニーズに対応

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UACJは、欧州でアルミニウムを製造する大手Constelliumと米国で、自動車パネル用アルミニウム材供給で共同事業化を検討すると発表した。2014年半ばを目処に正式合意することを目指す。

両社は、製造・販売合弁会社を設立する計画で、交渉を本格化する。合弁会社の出資比率はConstelliumが51%となる。投資総額は1億5000万米ドルで、初期段階では年間生産能力10万トンを想定して、仕上げ連続熱処理および表面処理ラインを建設する。

また、共同事業には、UACJの米国連結子会社であるTri-Arrows Aluminumとも連携する予定。

米国での燃費規制「CAFE規制」は、自動車メーカーに対して将来高い水準で自動車燃費基準の達成を要求している。このため、アルミニウムを採用することで自動車を軽量化し、燃費を改善する動きが活発になっている。すでに米国ビック3は、主要車種へのアルミニウム本格採用を進めており、米国での自動車パネル用アルミニウム材の需要は2012年10万トン弱に対し、2020年には10倍以上となる100万トンと、大きな需要増が見込まれている。

UACJは自動車パネル用アルミニウム材を戦略商品と位置付けており、ビッグ3や米国に進出している日系自動車メーカー向けアルミニウム材を現地で供給する体制を構築、自動車の軽量化ニーズをサポートする。

《レスポンス編集部》

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