古野電気、二重偏波ドップラ気象レーダーを使ってベルギーで降雨観測試験を実施へ

船舶 企業動向
実験観測場所案(ベルギー・ヘント市)
実験観測場所案(ベルギー・ヘント市) 全 2 枚 拡大写真

古野電気は、神戸大学都市安全研究センター大石哲教授、ベルギーのルーヴェン・カトリック大学パトリック・ウィリアム教授と共同で、ベルギー・ヘント市で4月から降雨観測試験を実施すると発表した。

今回の共同研究では、古野電気の二重偏波ドップラ気象レーダー「WR-2100」を同市内に設置し、防災・減災ソリューションの一環として都市部の下水道管理支援を行うシステムを構築する。

古野電気は、昨年8月に発表したXバンド・ドップラ気象レーダー2機種を使って、国内外の研究機関や交通機関、気象観測企業・団体と局地気象観測試験を進めている。今回の共同研究は、古野電気が共同研究を進める神戸大学が、同大学ブリュッセルオフィスを通じて実現した国際共同研究となる。

ベルギーは、欧州でも下水道管理技術の歴史とデータの蓄積があり、ルーヴェン・カトリック大学のウィリアム教授は、欧州4都市の下水道管理の高度化を目的とするプロジェクトのリーダーを務めている。

今回の共同研究では、都市に降った雨水を速やかに流すことで浸水被害を防ぐ機能を持つ雨水管路について、雨水の貯留・放流のタイミングを能動的に行うシステム構築の実用化に向けた取り組みを進める。同社は、ベルギー・ヘント市内に二重偏波ドップラ気象レーダーを試験設置し、降雨の精緻な情報と、短時間降雨予測情報などを提供する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. 新タイヤメーカー「TIRE FROG」設立、第1弾「ヤンキー701」は7月7日発売
  3. ホンダ『レブル』1万2000台以上をリコール…最悪の場合、エンストして再起動できない
  4. 『アトレーRS』ベースで力強い走り! 軽キャンピングカー「HAPPY1 Turbo」585万円で発売
  5. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
ランキングをもっと見る