三菱ふそうトラック・バスは1月30日、『ふそう エアロエース』などのアイドラプーリーに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは三菱ふそうトラック・バス『ふそう エアロエース』『ふそう エアロクイーン』、UDトラックス『スペースアローA』『スペースウィングA』の4車種で、2010年8月30日~2013年10月23日に製造された1542台。
大型バスにおいて、アイドラプーリーの組立(ベアリングの圧入等)が不適切なため、当該プーリーの起動力(抵抗力)が過大なものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ベアリングに異音や焼付きが発生し、最悪の場合、ファンベルトが切れてオーバーヒートに至るおそれがある。
全車両、アイドラプーリーのガタと起動力を点検し、規定値を超えているものはベアリングを新品に交換する。なお、ベアリングを新品に交換してもプーリーの起動力が規定値を超えるものは、プーリーブラケット一式を新品に交換する。
不具合発生件数は51件で、市場からの情報により発見した。
事故は起きていない。