JR西日本、「しまのわ2014」にあわせ割引切符…呉~松山間の高速船と連携

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「松山・広島割引きっぷ」の案内。往路と復路でルートが変わる。
「松山・広島割引きっぷ」の案内。往路と復路でルートが変わる。 全 2 枚 拡大写真

JR西日本は、瀬戸内海の広島・愛媛県エリアで開催される広域連携イベント「瀬戸内しまのわ2014」にあわせ、JR四国・瀬戸内海汽船・石崎汽船と連携した新しい割引切符「松山・広島割引きっぷ」を発売する。

「松山・広島割引きっぷ」は、京阪神地区から愛媛県の松山市を訪ねる旅行者向けの割引切符。京阪神~松山間の往復切符ではなく、京阪神~山陽新幹線『のぞみ』~広島~呉線~呉(呉港)~高速船スーパージェット(瀬戸内海汽船・石崎汽船)~松山観光港(松山)の「経路1」と、松山~特急『しおかぜ』~岡山~山陽新幹線~京阪神の「経路2」を組み合わせたルートとなっている。

また、広島側では呉線・山陽本線の呉~海田市~広島~宮島口~岩国間、四国側では予讃線・内子線の三津浜~松山~向井原~伊予大洲間(向井原~伊予大洲間は山側・海側両区間)が、普通列車に限り乗り放題となる自由周遊区間も付く。

「経路1」「経路2」は逆方向でも利用できるが、「経路1」の往復、または「経路2」の往復では利用できない。また、「経路1」の京阪神~広島間は下り『のぞみ95・105・109・113号』か上り『のぞみ126・130・136・96号』の座席指定を受けることが条件となる。「経路2」は特急『しおかぜ』と山陽新幹線の普通車指定席が利用可能で、山陽新幹線では『のぞみ』『みずほ』など全ての列車が利用できる。

発売額(大人)は大阪市内発着が1万4000円、京都市内発着が1万4500円、神戸や姫路などを含む神姫ゾーン発着が1万3500円となる。新大阪~『のぞみ』~岡山~特急『しおかぜ』~松山の乗り継ぎパターンで往復すると、通常の運賃・料金では普通車指定席(通常期)の利用で2万2140円、普通車自由席の利用でも2万200円で、「広島・松山割引きっぷ」の方が約6000~8000円安い。

利用できる期間は3月21日から10月26日(10月24日利用開始分)までの連続する3日間で、発売期間は2月21日~10月23日。利用開始日の1カ月前から前日まで発売する。

《草町義和》

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