盗難車で死亡ひき逃げ事件を起こした男、別の暴行容疑で逮捕されていた

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昨年12月に埼玉県東松山市内で発生した死亡ひき逃げ事件について、埼玉県警は1月31日、42歳の男を自動車運転過失致死や道路交通法違反(ひき逃げ、無免許運転)容疑で逮捕した。事故を起こしたクルマは盗難車だったという。

埼玉県警・東松山署によると、問題の事故は2013年12月8日の午後8時55分ごろ発生している。東松山市沢口町付近の市道(片側1車線の直線区間、横断歩道と信号機あり)で、徒歩で横断歩道を渡っていた85歳の女性に対し、交差進行してきた軽乗用車が衝突。女性は収容先の病院で死亡したが、クルマはそのまま逃走した。

クルマは前走車を強引に追い抜いた直後に事故を起こしたものとみられ、警察は死亡ひき逃げ事件として捜査を開始。衝突痕のあるクルマの目撃情報が寄せられた行田市内で捜索を行ったところ、同市内のアパート駐車場で容疑車両を発見している。

事故を起こしたクルマは同年10月に飯能市内の自動車販売店から盗まれたもので、このアパートに住む女性宅に出入りしていた42歳の男が運転していたものと判明した。しかし、男は事故直後から姿を消しており、警察が行方を捜していたところ、今年1月中旬に暴行事件を起こして警視庁が逮捕していたことがわかり、こちらの捜査が終了したことから身柄の引き渡しを受け、1月31日にひき逃げ容疑で逮捕した。

聴取に対して男は「頭が混乱していて弁解できない」などと供述。容疑の認否も明らかにしていないようだ。警察では男を厳しく追及、自動車盗難容疑も含め、事故発生の経緯を詳しく調べる方針だ。

《石田真一》

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