三菱自動車、名古屋製作所の土壌調査で基準値の約3倍の有害物質

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三菱自動車は、名古屋製作所(愛知県岡崎市)での焼却設備基礎撤去工事エリアで、岡崎市生活環境保全条例に基づいて土壌汚染状況調査を実施し、結果を岡崎市へ報告したと発表した。

調査の結果、工事エリア内の一部で、基準値を超過する濃度のふっ素溶出量が検出されたものの、同社では敷地外への拡散の恐れはないと考えているとしている。

工事エリアでは、2013年11月よりテトラクロロエチレンと、その分解生成3物質、鉛、ふっ素、ダイオキシン類について土壌調査を実施した。一部の調査地点で、ふっ素の土壌溶出量が最大値2.2mg/Lと、岡崎市条例に規定する基準値の約3倍だった。その他の項目については全て基準値内だった。

検出された土地では、過去にふっ素を使用していた履歴はなく、汚染原因は不明としている。

同社では現在、敷地境界に設けた地下水モニタリング設備により汚染が敷地外へ拡散していないことを確認している。

今後は、基準値を超過する汚染エリアの表層を、アスファルト舗装で覆い、汚染の拡散防止をした上で、岡崎市の指導を受けながら、新たに汚染エリア直近に地下水モニタリング設備を設け、定期的に地下水のモニタリングを実施していく予定。

《レスポンス編集部》

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