東大カブリ数物連携宇宙研究機構に不正アクセス…国立天文台にも複数の不正アクセス

宇宙 企業動向

国立天文台は、東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構の研究者が運用する観測データ解析用計算機への外部からの不正アクセスがあったと発表した。

共同研究者である国立天文台の研究者認証情報も奪取され、国立天文台の研究用計算機複数にも不正アクセスがあったことが1月29日に判明した。

カブリ数物連携宇宙研究機構の研究者が運用する観測データ解析用計算機への外部からの不正アクセスが発見されたため、同機構は被害拡大防止のため、計算機を停止し、ネットワークから切り離した。

この不正アクセスにより、計算機のユーザ認証情報が取得された可能性があることも分かった。この情報を使って、国立天文台など、外部の研究機関へアクセスが試みられたことも判明したため、同機構は関係各機関の担当者に連絡して対処してもらった。

計算機には、個人情報は格納されていない。研究データの喪失も無かったとしている。

国立天文台は、不正アクセスの連絡を受けて、該当する計算機を停止、ネットワークから切り離した。現在のところ、個人情報や研究データの喪失は確認されていない。

今後、被害状況と影響範囲の詳細な調査を行うとともに、セキュリティ強化を含めた再発防止策を検討するとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る