東洋ゴム工業は、同社の化工品事業子会社である東洋ゴム化工品が、2月6日・7日の2日間、パシフィコ横浜で開催される第18回「震災対策技術展」にブース出展すると発表した。
東洋ゴムが開発した「免震積層ゴム」は、建物と地盤の間に設置することにより、地震の際に衝撃を吸収、緩和する「建築構造部材」である。薄いゴム層と鋼板を交互に幾重にも重ねた特殊な構造で、鉛直方向に対しては建物の荷重を支え、水平方向に対しては地震の揺れをゆっくりとした滑らかな動きに変えることができる性能を持つ。
展示会では、主力製品である「HRB-G35シリーズ」を中心に、東洋ゴム独自の「高減衰ゴム系積層ゴム支承」を展示する。ブースでは、耐震構造と免震構造の違いを比較できる可動模型を設置。振動エネルギーや衝撃を軽減しながらゆっくりと建物が揺れるように機能する免震構造の力を紹介する。