スズキ長尾常務、インド新工場「スズキが投資リスクを負う形にした」

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スズキ 長尾正彦常務役員
スズキ 長尾正彦常務役員 全 3 枚 拡大写真

スズキの長尾正彦常務役員は2月6日に都内で開いた決算会見で、インドに全額出資の生産子会社を設立することについて「スズキが投資リスクを負い、(現地合弁会社の)マルチ・スズキが販売に傾注しやすい体制にした」と述べた。

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スズキはインドでマルチ・スズキを通じて2工場で四輪車の生産し、販売、輸出を行っている。しかし3か所めとなる新工場はスズキの全額出資子会社として設立し、2017年から生産を開始する計画。

長尾常務は「今回の新会社は生産を請負う生産子会社の形にした。そこで生産した車はマルチ・スズキにインド国内での販売および輸出分も含めてすべて供給する」とした上で、「インドの中での役割分担としてはスズキが投資リスクを負う形にして、マルチの方でより販売に傾注しやすい体制をつくるということで、販売と生産を仕分けてやっていくことにした」と述べた。

マルチ・スズキのマネーサール工場では12年7月に従業員による暴動が起きている。しかし長尾常務は、全額出資による生産子会社設立の決定と暴動とは「一切関係がない」と説明した。

《小松哲也》

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