トヨタ自動車は2月6日、米国で開幕したシカゴモーターショー14において、米国製『ハイランダー』のオーストラリア、ニュージーランド、ロシア、ウクライナ、カザフスタン向け輸出を開始した、と発表した。
ハイランダーは、トヨタの中型SUV。かつては日本市場でも、『クルーガー』の名前で販売されていた。現行ハイランダーは、海外市場専用車となる。
ハイランダーは、米国インディアナ州のプリンセトン工場で生産中。同工場では、フルサイズSUVの『セコイア』と、ミニバンの『シエナ』も組み立てている。すでにハイランダーの輸出は2013年12月に開始。今回、同車の輸出先を拡大する。
トヨタは1988年から、米国現地生産車の海外向け輸出を開始。現在、その出荷先は、世界32か国を数える。2013年は、過去最高の13万台以上を輸出。前年比は5%増だった。
トヨタはハイランダーの輸出台数に関して、年間およそ2万9000台を想定。米国トヨタ販売のボブ・カーター上級副社長は、「米国製ハイランダーに、米国だけでなく、海外からも多くの関心が寄せられていることを誇りに思う。輸出のさらなる拡大に期待したい」と述べている。