カネカ、パハン州にアクリル繊維の製造施設開設へ 2015年10月の稼働を予定

エマージング・マーケット 東南アジア

カネカは7日、パハン州のカネカ・マレーシアの工場敷地内にアクリル系繊維の製造施設を新設すると発表した。2015年10月の稼働を予定している。

製造施設ではアクリル製繊維の「カネカロン」を生産する。年産能力は1万2,000トン。投資金額は約90億円。カネカ・マレーシアは同社最大の生産拠点となっている。今回の製造拠点進出により同社の年産能力は7万3,000トンとなる。

「カネカロン」は、兵庫県の高砂工業所でも生産されている。マレーシア工場で生産した「カネカロン」は、全量アフリカ向けに販売する。主用途は頭髪用の付け毛。アフリカでは人口増加が見込まれており、人口増に伴う旺盛な需要の増加が見込まれている。カネカは頭髪用付け毛の原料素材の安定供給、新しい商品やサービスの提供に努める方針だ。

「カネカロン」は頭髪装飾分野以外にエコファーを中心としたパイル分野及び防護服やインテリア商品に使われている。いずれの用途でも需要拡大が見込まれており、これらの用途については日本からの供給を拡大していく。

広瀬やよい

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  6. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  7. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
  8. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  9. 新時代の「ワーゲンバス」ついに日本発売、価格は888万9000円から
  10. タワーバーだけじゃない! ボディ補強パーツの最新事情と乗り味革命~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る