三菱自動車工業は2月13日に日産自動車との共同開発による新型軽自動車『eK スペース』を発売した。益子修社長は東京の本社で開いた発表会で、「前日までの受注は月間計画の3倍近い7000台をいただいた」とし、好調な出足をアピールした。
eK スペースは月間2500台の販売を計画している。益子社長は、経営再建を果たした同社が2014年度から取り組む3か年の中期計画で「国内販売は車種数を絞り込むなどにより年15万台規模を維持したい」と指摘。その際、「日産さんと第4極の地位確保を目指す」としている軽自動車が重要になるとの認識を示した。
さらに、日産との協業による第3のモデルについては「軽自動車の電動化や、軽で培った技術で海外向けのモデルができないかなどの検討も進めている」とし、「成果につながれば」と、協業の進展に期待を表明した。