日本自動車タイヤ協会は、都道府県警察、運輸支局、東日本・中日本・西日本の各高速道路、自動車及びタイヤ関連団体と協力し、2013年(1月~12月)に全国で39回の路上タイヤ点検を実施、その結果をまとめた。
タイヤ点検は、高速道路657台、一般道路874台の合計1531台で実施。調査結果によると、点検車両1531台のうち、タイヤに整備不良があった車両は477台、不良率31.2%。2012年点検結果に比べ4.5ポイントの減少となっている。道路別では、高速道路のタイヤ整備不良率は30.9%で2.4ポイントの減少、一般道路では31.4%で6.6ポイントの減少という結果となった。
タイヤの整備状況を項目別にみると、不良率1位は「空気圧不足」で20.7%、次いで「偏摩耗」5.6%、「タイヤ溝不足」3.3%の順となっている。不良率を2012年の結果と比較すると、「タイヤ溝不足」は1.5ポイント、「釘・異物踏み」は0.1ポイント、それぞれ上昇。一方、「空気圧不足」が5.5ポイント、「偏摩耗」が0.3ポイント、それぞれ減少している。
また、道路別でみた不良率を2012年の結果と比較すると、高速道路では「空気圧不足」は3.7ポイント減少、「タイヤ溝不足」は2.6ポイント増加。一方、一般道路では「空気圧不足」が8.1ポイントの減少、「タイヤ溝不足」が0.5ポイント増加した。