【タイ】タイ国家経済社会開発委員会(NESDB)がまとめた2013年のタイの国内総生産(GDP)は前年比2・9%増で、2012年の6・5%増を大きく下回った。
2012年末まで行われた1台目の自家用車購入に対する優遇税制の反動で内需が減速した。輸出はエレクトロニクス製品のハイテク化の遅れやエビの伝染病などで、前年比0・2%減と伸び悩んだ。外国人旅行者数は19・6%増、2670万人だった。
2013年10―12月期のGDPは前年同期比0・6%増で、7―9月期の2・7%増から減速した。新車販売の落ち込みや、反政府デモによる政局の混乱などで、家計支出が4・5%減少。景況感の悪化で民間投資も13・1%縮小した。輸出は1%減だった。
NESDBは2014年のGDP見通しをこれまでの4―5%増から3―4%増に下方修正した。