韓国のサンヨン(双竜)自動車は、3月にスイスで開催されるジュネーブモーターショー14において、コンセプトカーの『XLV』を初公開すると発表した。
もともと1954年、商用メーカーとして創業後、1986年に双竜グループに買収。その後、韓国の大宇、中国の上海汽車と目まぐるしく親会社が変わった後、2009年1月に経営破綻。2010年、インドのマヒンドラ&マヒンドラ社の傘下に入り、再出発したのがサンヨン自動車。
サンヨンが、ジュネーブモーターショー14で初公開するXLVは、欧州Bセグメントに属するSUVの提案。車名の「XLV」には、エキサイティング・スマート・ライフスタイル・ビークルの意味を込める。
XLVのボディサイズは、全長4430×全幅1845×全高1600mm、ホイールベース2600mm。室内には3列シートを備え、最大7名乗車が可能。7番目のシートは、2列目と3列目の間をスライドするなど、優れた機能性を持つ。
パワートレインは、マイルド(簡易)ハイブリッド。1.6リットルのディーゼルエンジンに、モーターとリチウムイオンバッテリーを組み合わせる。サンヨンによると、CO2排出量を大幅に削減しているという。なおサンヨンは、XLVの予告スケッチを2点公開している。