プジョー・シトロエン・ジャポンは機能性と走行性能を両立させた、コンパクトクロスオーバーのプジョー『2008』を発売した。
「2008のプロジェクトは2010年初めに立ち上がり、その翌年の2011年7月に、スタイリングが決定した」とは、オートモビル・プジョー インターナショナルのコミュニケーションマネージャー、トーマス・マーチャント氏の弁。その後、2012年4月に開催された北京モーターショー12でベースとなるコンセプトカーを発表。2013年3月のジュネーブショー13で正式に生産モデルが公開され、5月からヨーロッパで販売が開始された。
「フランスのミュールーズ工場で生産する2008は、ヨーロッパで年間10万台の販売を目標とする。そこで生産されたクルマは、ヨーロッパ以外に、日本、ロシア、メキシコ、南アフリカへ輸出する」と話す。
「ローンチをして7か月経過した時点で、ヨーロッパ30か国で、9万5000台を登録した」とマーチャント氏。今後の目標については、「本年中国国内向けに武漢で生産を開始し、5万5000台を目標とする。2015年には南米市場向けにブラジルのポルトレアウ工場において、4万5000台の生産を目指す。さらに今年の目標としては、ヨーロッパにおけるBセグメントクロスオーバーのリーダーになること。そして、世界でこの2008を年間20万台販売することだ」と語った。