【プジョー 2008 新型 発売】コンパクトクロスオーバー市場に参入した理由

自動車 ニューモデル 新型車
プジョー・2008
プジョー・2008 全 16 枚 拡大写真

プジョーがコンパクトクロスオーバーセグメントに『2008』を新たに投入した理由は、マーケティング結果と同時に、幅広いラインナップを持つことにあるという。

プジョー・シトロエン・ジャポン広報室 プジョーPRマネジャーの英信司さんは、「我々には『206SW』や『207SW』の大事なユーザーがいるので、『208SW』の待望論はもちろんある」という。

しかし、市場環境を見ると、「他社からもコンパクトクロスオーバーが登場してきており、これまでの延長線上である208SWのようなタイプはひとまず置いておいて、新しいコンパクトクロスオーバーマーケットに参入しようと考えた」と話す。

プジョーにとっても「クロスオーバーは、『3008』の経験もあり、また、もともとコンパクトカーが得意のメーカーなので、開発はスムーズだったと思う」と述べる。

英さんは、「コンパクトカーイコールハッチバックという考えから、現在はだいぶ変わってきて、各社いろいろなクルマが出て来ている。当然、『208』の延長線上にある開発は、新しいテクノロジーやデザインなどを含めて行うが、プジョーとしては、ラインナップの幅をもう少し広げたい。そこで、208の延長線上にあるボディタイプではなく、新たに骨組みを変え(2008は208と比較しAピラーの角度が違っている)、開発費をかけて、今後コンパクトクロスオーバー市場が盛り上がることを見越して2008を投入したのだ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  5. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る