【プジョー 2008 新型 発売】ターゲットは少し尖った個性を求める層…室内空間はエレガントに

自動車 ニューモデル 新型車
プジョー・2008
プジョー・2008 全 8 枚 拡大写真

プジョー・シトロエン・ジャポンが新たに導入を開始したプジョー『2008』のターゲットユーザーは、コンパクトカーを街で使用する際に、少し尖った個性を求める層だという。

「(2008の)力強いデザインはSUVでありながらも、使われるシーンはあくまでもタウンユースを想定している。SUVでオフロードを走る人たちはあまり考えておらず、街中で使うコンパクトカーに少し尖った個性が欲しいという人たちを広く取り込みたい」とは、同社広報室 プジョーPRマネジャーの英信司さんの弁。

具体的には、「子供が1人か2人くらいのニューファミリー。年齢層は30代後半から40代後半」を想定。一方、「アウトドアに熱心なカップル。釣りやゴルフなどが好みの非常にアクティブなカップルを2番目のターゲットとして考えている」という。

「日本車の競合には(2008と)サイズがほとんど近いものの、リアシートよりもフロントシートをより重視しているクルマがあるが、そういうクルマはカップルをメインターゲットにしていると思う」とし、「2008は前後席同じバランスで乗り心地や居住性が高く、両席とも重要と考え設計をしている。つまり、後席に子供だけが乗ったり、あるいは母親と子供が乗って父親が運転というシチュエーションも想定しているのだ」と話す。

英さんは、「運転すると良いクルマだと感じてもらえるだろう。クルマは移動しているときの気分が大切だ。そこで質感はとても大事にしている」と述べる。「外観はSUV風だが、室内空間はエレガントでフランスらしい仕上がり。例えば、天井にはアンビエントライトやLEDトラックという、レーザー彫刻による緻密なデザインをモチーフにした左右4本ずつのラインが光る仕掛けがあるなど、室内の雰囲気を大事にして、乗っている人をいかに喜ばせるかを考えているクルマなのだ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. トヨタ堤工場、2週間生産停止の真相、『プリウス』後席ドア不具合で13万台超リコール[新聞ウォッチ]
  2. 一気に200馬力以上のパワーアップ!? アウディのスーパーワゴン『RS4アバント』後継モデルは電動化で進化する
  3. 日産はなぜ全固体電池にこだわるのか? 8月にも横浜工場でパイロットプラントを稼働
  4. アルファロメオ『ジュニア』がミラノ・デザインウィーク2024に登場
  5. 女性向けキャンピングカー「Nomad Lux」デビュー 5月3日初公開
  6. 日産『キャシュカイ』改良新型、表情を大胆チェンジ…欧州発表
  7. 電動アシスト自転車、24年モデルが続々ラインアップ…新型ヤマハ『PAS』のバラエティ豊かな5機種を一挙紹介
  8. ピアッジオが創立140周年、記念してペスパの特別仕様を発売---140台限定
  9. シトロエン C3エアクロス 新型、間もなくデビューへ…ティザー
  10. トヨタ『クラウンセダン』は違う---水素を使う理由と苦労をチーフエンジニアが語る
ランキングをもっと見る