独BASF社は、2013年の業績を発表。前年を上回る売上高と利益を計上した。
年次記者会見にて、BASF取締役会会長Dr. クルト・ボックは「2013年、我々の業界は逆風に晒され、とても厳しい1年だった。しかし、当社は目標を達成した。売上高は増加し、顧客とより一層密接に連携することで、ポートフォリオの拡大も実現した」と述べた。
BASFの通年売上高は、前年比3%増の740億ユーロ(約9兆5900億円)。石油・ガス部門と農業関連製品部門の販売量増加による売上高の増加が主な要因。特別項目控除前営業利益は同3%増の72億ユーロ(約9300億円)。農業関連製品事業が好調だったことや機能性材料部門が大きく貢献した。純利益は48億ユーロ(約6600億円)で、前年の水準をわずかに上回った。