マレーシア連邦政府とセランゴール、水道資産売却で合意 州政府が96.5億リンギで公有化

エマージング・マーケット 東南アジア

連邦政府とセランゴール州政府は26日、同州の水道資産を同州政府が買い取り、公有化を進めることで合意した。

マキシマス・オンキリ エネルギー・グリーン技術・水相とセランゴール州のカリド・イブラヒム首相が了解覚書(MoU)に調印した。

連邦政府とセランゴール州政府は5年間に渡り、水道資産の公有化を巡り協議を重ねてきたが、合意に至ったことにより浄水場「ランガット2」建設プロジェクトも始動することとなる。「ランガット2」はパハン州から首都圏クランバレーに移送されてきた水の浄水を行う施設となる。パハン州における建設はほぼ完成しているが、セランゴール州における建設はいまだに着工もできていない。「ランガット2」が完成すれば2025年までにクアラルンプールやプトラジャヤ、セランゴールで必要になる水需要に対応できると見込まれている。

セランゴール州政府は▽シャリカ・ベカラン・アイル・セランゴール(Syabas)▽コンソーシアムABASS▽プンチャク・ニアガ▽シャ リカット・ペンゲルアー・アイル・セランゴール・ホールディングス--を96億5,000万リンギで買い取る。買い取った後も4社の従業員の雇用は維持される。連邦政府はセランゴール州に対して20億リンギを割り当て、水道資産買い取りを助成する。

千田真理子

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