完成が遅れていたペナン第2大橋の開通式典が3月1日行われた。開通式典に臨席したナジブ・ラザク首相は、国王のトゥアンク・アブドル・ハリム・ムアザム・シャー陛下の名前を橋の名に冠すると発表した。
橋はバトゥ・カワン-バトゥ・マウン間を結ぶ。長さは全長24キロメートルで東南アジア最長の橋となる。ペナン第1大橋よりも10.5キロメートル長い。自動車で速さ80キロメートルで走行した場合の所要時間は30分となる。
2日より一般通行が可能となった。開通後1カ月間は無料で通行できる。料金は1カ月内に発表する。開通したのが週末だったこともあり、最長の橋を渡るため多くの人がペナンを訪れた。
当初の完成予定は昨年9月だったが、6月に発生したバトゥ・マウン側のランプ道の崩落事故で、2カ月あまり工事がストップ。開業を11月に延期していたが料金所の工事や検査、試験運用などの手続きが間に合わなかった。第2大橋が開通すれば慢性的な渋滞に悩む第1大橋の通行量が20-30%減ると見込まれている。
(ザ・スター、ニュー・ストレーツ・タイムズ、3月2日)