ドイツの高級車メーカー、アウディが3月3日夜(日本時間3月4日未明)、スイスで開催されたジュネーブモーターショー14のプレビューイベントでワールドプレミアした新型『TT』。高性能グレードの新型『TTS』もデビューを飾った。
アウディTTSは、先代TTにも用意されていた高性能モデル。今回は、新型TTと同時に発表された。パワフルなエンジンを搭載するのが、新型TTSの特徴になる。
直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TFSI」は、新型『A3』シリーズの高性能グレード、新型『S3』用と基本的に共通。ただし、最大出力は10ps引き上げられ、310psを獲得する。最大トルクは38.7kgmを、1800-5700rpmの幅広い領域で発生し続ける特性。
トランスミッションは6速MTが標準で、6速Sトロニックはオプション。Sトロニックには、ローンチコントロール機能が付く。駆動方式は4WDのクワトロ。足回りは、車高を10mm低めたスポーツサスペンションを装備する。
新型アウディTTシリーズは、先代比で最大およそ50kg軽量化。その効果もあり、新型TTSは、0-100km/h加速4.7秒、最高速250km/h(リミッター作動)のパフォーマンスを実現した。内外装は「Sライン」仕様となっており、スポーツ性が強調された仕上げとなる。