人工降雨を実施、セランゴールでは降雨を観測

エマージング・マーケット 東南アジア

乾燥した天候が続いている影響で、全国のダムや河川の水位が減少傾向にあるため、3日夕方に人工降雨が実施された。セランゴール州では「恵みの雨」が降った。

気象局は2日、3日が人工降雨に適した天気となると判断したことから、セランゴール、ネグリ・センビラン、マラッカ、ジョホール州において人工降雨を実施することを決定した。しかし、実施直前になりネグリ・センビラン、マラッカ、ジョホール州では人口降雨に適した雨雲がないため中止となった。

セランゴール州では主要なダムや集水域において人工的に雨を降らせることを目標とし、雨雲の下で塩の微粒子をヘリコプターで散布する方法で人工降雨を実施した。

国家水道事業委員会(SPAN)は2月、首都圏に水道を供給しているダムの水位が下がっていることから、給水制限計画を発表した。実施期間は2月27日から3月31日までで、ゴンバック、クアラルンプール(KL)、ペタリンジャヤ、クラン、シャアラム、クアラセランゴール、フルセランゴールなどの地域で、住民220万人以上に影響が出るとみられる。

給水制限が実施されている地域の企業からは、給水がストップしたため水を買うためのコストが上昇しているとの
声が出ている。
(マレー・メイル、ザ・スター、3月4日、マレーシアン・インサイダー、3月3日)

広瀬やよい

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  6. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  7. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  8. 三菱『アウトランダー』に初のオフロード仕様!「トレイルエディション」米2025年モデルに
  9. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
  10. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る