2月の米国新車販売、0.02%減…日産がホンダを上回る

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新型日産アルティマ
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民間調査会社のオートデータ社は3月3日、2014年2月の米国新車販売の結果をまとめた。総販売台数は119万3872台。前年同月比は0.02%減と、2か月連続で前年実績を下回った。

米国ビッグ3では、首位のGMが22万2104台を販売。前年同月比は1.0%減と、3か月連続で前年実績を下回った。シボレーブランドの主力中型セダン、『マリブ』が、17.8%増の1万7448台と2か月ぶりに増加。主力の大型ピックアップトラックの『シルバラード』は、前年同月比12.1%減の3万6584台と、3か月連続で前年実績を下回る。

トヨタを上回り、6か月連続で2位のフォードモーターは、18万3349台を販売。前年同月比は6.1%減と、2か月連続の前年実績割れ。主力SUVの『エスケープ』が、4%減の2万3145台と、2か月連続のマイナス。主力中型セダンの『フュージョン』も、14.3%減の2万3898台と、2か月連続で落ち込む。ベストセラー大型ピックアップトラックの『Fシリーズ』は、2.6%増の5万5882台と、2か月ぶりに前年実績を上回った。

クライスラーグループは、ホンダを上回り6か月連続の4位。その販売台数は15万4866台で、前年同月比は11.4%増と47か月連続のプラスを維持した。大型ピックアップトラックの『ラム』が、26%増の2万9303台と引き続き好調。クライスラーブランドでは、主力セダンの『200』が、5%増の1万2046台と堅調だった。

日本メーカーのビッグ3では、3位のトヨタが、15万9284台を販売。前年同月比は4.3%減と、3か月連続で前年実績を下回った。ベストセラー乗用車の『カムリ』は、7.3%減の2万8998台と、3か月連続で減少。新型『カローラ』は1.2%増の2万5299台と、4か月ぶりのプラスだった。新型『RAV4』は1万6451台を販売し、前年同月比は23.4%増と、大幅増を維持する。

日産は、ホンダを抜いて、5位。その販売台数は11万5360台で、前年同月比は15.8%増と、5か月連続の前年実績超え。主力の『アルティマ』が3万0849台を販売。前年同月比は11.3%増と、4か月連続で前年実績を上回る。『セントラ』は、22.7%増の1万2339台と、大きく増加。2013年12月にモデルチェンジした主力SUV、新型『ローグ』は1万7197台を売り上げ、前年同月比は72.6%増と大きく伸びている。

6位のホンダは、10万0405台を販売。前年同月比は7.0%減と、2か月連続で前年実績を下回る。主力車の中では、『アコード』が12.1%減の2万4622台と、2か月連続で減少。『CR‐V』は2万0759台を売り上げ、前年同月比は0.4%増と、5か月連続で前年実績を上回った。『シビック』は2万1575台にとどまり、前年同月比は5.0%減と、4か月連続で前年実績を割り込む。

《森脇稔》

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