アルプス電気、新株予約権付社債300億円を発行、車載製品の設備投資や研究開発などに充当

自動車 ビジネス 企業動向

アルプス電気は、2019年満期ユーロ円建取得条項付転換社債型新株予約権付社債300億円を発行すると発表した。

同社は、2013年度から3カ年の第7次中期経営計画で、車載市場、スマートフォン向け市場、環境・エネルギー及びヘルスケア市場を重点分野と位置づけ、それぞれコア技術や製品開発力の強化を図り、売上高を伸ばすさまざまな施策を進めている。

特に車載事業では、自動車電子化の進展で、グローバル顧客からスマートフォンをはじめとする民生機器市場で培った技術・製品を、広く車載製品に応用することが期待されており、今後も大きな成長が見込まれる。社債発行で調達した資金を活用してグローバルでの生産・供給体制を強化し、顧客のモジュール化戦略に対応していくとともに、子会社アルパインとの共同提案を推進して売上の拡大を図る方針。

新株予約権付社債発行による発行手取金は、車載市場向け製品の拡販、スマートフォン市場向け製品の拡販、新市場向けビジネスの確立に向けて、設備投資資金として約100億円、研究開発費として約50億円、借入金の返済資金・運転資金に約150億円を充当する。

設備投資は、車載市場向け製品を拡販するための国内外での供給体制構築、スマートフォン向けカメラ用アクチュエータやセンサ、スイッチの増産対応への投資資金として2015年度末までに約100億円を投じる。

研究開発では、車載市場向け安全運転支援システムに対応した製品開発、スマートフォン市場向け次世代アクチュエータなど、環境・エネルギー、ヘルスケア分野のモジュール製品などの研究開発資金として2015年度末までに約50億円を投資する。

《レスポンス編集部》

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