2月のホンダ中国販売、27.6%増… CR-V が6割増と牽引

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新型ホンダ CR-V
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ホンダの中国法人は3月4日、2月の中国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は4万0858台。前年同月比は27.6%増と、大幅な増加となった。

中国では2012年9月中旬、日本政府による尖閣諸島の国有化に反発する大規模なデモが発生。その後、現地では日本車に対する不買の動きが広がった。ホンダの2月販売が大幅に増えたのは、前年同月が尖閣問題の影響で、販売が落ち込んだことの反動増という要因がある。

その一方で、反動増だけとは言えないのが、中国でのSUV人気。この波に乗り、2月のホンダ販売はSUVが牽引。とくに『CR-V』は、前年同月比60.2%増と大きく伸びた。

しかし、主力セダンは不振。2013年9月にモデルチェンジを受けた『アコード』は、新車効果が長続きせず落ち込む。2月実績は、前年同月比34.3%のマイナス。これは、新型セダンの『クライダー』に、顧客が流れた可能性もある。

合弁企業別の2月実績は、広州汽車との合弁の広汽本田が、前年同月比2.5%増の1万9388台。東風汽車との合弁の東風本田が、63.8%増の2万1470台。

ホンダの2014年1- 2月の中国新車販売は、前年同期比21%増の5万0222台。ホンダは2013年、中国で前年比26.4%増の75万6882台を販売している。

《森脇稔》

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