イスカンダルの免税特区を拡大へ…パインウッドスタジオなど

エマージング・マーケット 東南アジア

ジョホール州南部の「イスカンダル・マレーシア」における開発計画 を所管するイスカンダル地域開発庁(IRDA)は、ヌサジャヤのメディニ地区を対象としてい た免税特区を拡大する決定を行った模様だ。

情報筋によると、新たに免税特区に加わるのはパインウッド・イスカンダル・スタジオ(ク リエイティブ産業向け)、ヴァンテージ・ベイ(ヘルスケア関連)、ダンガ・ベイ(観光関連 プロジェクト)。免税特区において投資をする国内外の企業は所得税や印紙税、不動産利得税(RPGT)が5-10年間免税となる優遇措置を受けることができる。 パインウッド・スタジオでは映画・テレビ番組の撮影ハブやポストプロダクションサービスむけの設備が建設されている。 ヴァンテージ・ベイはジョホール州の王室とシンガポール人実業家のピーター・リム氏による合弁が100億リンギ規模のプロジェクトを進めている。医療機関や住宅、ホテル、ショッ ピングモール、教育機関などが建設される。

ダンガイ・ベイはイスカンダル・ウォーターフロント・ホールディングスの旗艦プロジェ クトで、国際的なウォーターフロント・シティの開発が行われている。観光産業では、既存 のホテルの改装やリゾート、会議場の建設、新たなホテル建設プロジェクトなどの投資プロ ジェクトが対象となる。

メディニ地区の面積は 929.20 ヘクタールで、金融地区やメディニ・セントラル、ライフ スタイル・レジャーの3区画に分かれて開発が進められている。

千田真理子

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