阪堺電軌、4月1日からPiTaPa導入

鉄道 企業動向

阪堺電気軌道は3月10日、関西圏の私鉄などを中心に導入されているICカード乗車システム「PiTaPa(ピタパ)」を4月1日から導入すると発表した。

新たにPiTaPaが利用できるようになるのは阪堺電車の全線。JR東日本のSuica(スイカ)やJR西日本のICOCA(イコカ)など、全国相互利用サービスに対応した交通系ICカードも利用できる。

これに伴い、PiTaPaカードの「利用額割引サービス」と「登録型割引サービス」も導入する。「利用額割引サービス」は事前登録が不要。PiTaPaカードで1カ月間(1日~月末)の利用額が1801~2000円となった場合は一律1800円とし、2001円以上は10%引きになる。

「登録型割引サービス」は、あらかじめ利用駅を登録することで、1回目の利用から運賃が10%引きになるサービス。天王寺駅前~帝塚山三丁目間3.1km(普通旅客運賃は大人200円)を登録した場合、その区間内で乗下車すれば180円になる。

このサービスでは距離に応じた1カ月間(1日~月末)の上限運賃も設定され、何度利用しても上限運賃の範囲内で利用することができる。上限運賃が大人7660円に設定される天王寺駅前~帝塚山三丁目間を1カ月間で22往復した場合、通常の普通旅客運賃(22往復8800円)より1140円、定期旅客運賃(1カ月8420円)より760円、利用額割引(22往復7920円)より260円、それぞれ安くなる。

このほか、PiTaPaを含む全国相互利用サービスに対応した全ての交通系ICカードで、阪堺電車と南海バスの乗継割引サービスを実施。2時間以内に阪堺電車~南海バスを乗り換えた場合は大人50円・子供20円の割引が適用される。

《草町義和》

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