トヨタ自動車の北米市場における主力中型SUV、『ハイランダー』。同車の新型が、リコール(回収・無償修理)を行うことが分かった。
これは3月6日、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売から、新型ハイランダーに関するリコールの届け出を受けたと公表している。
今回のリコールは、シートベルトの不具合が原因。NHTSAによると、新型ハイランダーの3列目座席中央のシートベルトが、車両の組み付け時に正しく床に固定されておらず、米国の安全基準に抵触。この状態で事故に遭うと、乗員が負傷するリスクが増すという。
リコールの対象になるのは、2014年モデルの新型ハイランダーの一部。2013年11月下旬から2014年1月中旬にかけて生産された、合計7067台がリコールに該当する。
米国トヨタ販売は、対象車両を保有する顧客に通知。販売店で車両の点検を行った上で、シートベルトを正しく固定するリコール作業を行うとしている。