プンチャクニアガとガムダ、水道資産売却条件に難色 賠償などの条件付加を要求

エマージング・マーケット 東南アジア

セランゴール州の水道資産の公有化計画に絡んで先ごろ同州政府が出した買収提案に対し、資産を保有するプンチャク・ニアガ・ホールディングスとガムダの2社が難色を示している。

2社は賠償などの条件を盛り込むことを州政府に要求している。

プンチャク・ニアガ・ホールディングスはセランゴール州とクアラルンプール、プトラジャヤに水を供給するプンチャク・ニアガ(PNSB)とシャリカ・ベカラン・アイル・セランゴール(SYABAS)を運営している。ガムダはシャリカ・ペンゲルアー・アイル・スンガイ・セランゴール(Splash)の40%を保有している。Splashの30%はセランゴール州政府傘下の投資会社、クンプラン・ダルル・エサン(KDEB)子会社のクンプラン・プランサン・セランゴール(KPSB)が、残りの30%はスイート・ウォーター・アライアンスが保有している。現時点ではKPSBのみが州政府の提案を了承している。

ガムダは、州政府が提示した買収価格がSplashの純資産価値(NAV)よりも低いことは受け入れがたいとしている。ガムダによると、SplashのNAVは昨年末時点で25億4,000万リンギで、州政府の提示額はNAVよりも2億5,060万リンギ低い。
プンチャク・ニアガがブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)に対して宛てた声明によると、将来の収益ロスの賠償として、連続複利計算で15%の株主利益率を要求している。プンチャク・ニアガはまた、SYABASがPNSBに対して負っている負債や債券残高の支払いを求めている。また、プンチャク・ニアガは「自由放任」の精神に反することや、少数株主を含めた株主に対して不公平であること、連邦政府の方針に反することを理由に、仲裁に関する条項を削除するよう要求している。
KPSBは株主総会における株主の合意を条件として、州政府のオファーを受けたという。
セランゴール州政府は州の水道資産民営化に向け、96億5,000万リンギでの買取を各社に打診している。年率12%の株主利益率に基づいた計算だという。同じく同州で水道事業を行っているコンソーシアム・アッバスはKDEBの57.9%子会社となっている。
(ザ・スター、ザ・サン、3月11日)

千田真理子

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