名村造船所、3万4000トン型ハンディサイズバルクキャリアの1番船を引き渡し…函館どつくと共同開発

船舶 企業動向
名村造船所、スリー・キングス・シッピング向け3万4000トン型ばら積み運搬船「ANDALUCIAN ZEPHYR」
名村造船所、スリー・キングス・シッピング向け3万4000トン型ばら積み運搬船「ANDALUCIAN ZEPHYR」 全 1 枚 拡大写真

名村造船所は、伊万里事業所(佐賀県)で建造していたスリー・キングス・シッピング向け3万4000トン型ばら積み運搬船「ANDALUCIAN ZEPHYR」の命名・引渡式を実施した。

船は、名村造船所グループの函館どつくと共同開発した3万4000トン型ハンディサイズバルクキャリアである「ハイ・バルク34E」シリーズの第1番船となる。船は命名された後、カナダのNanaimo港に向けて処女航海の途についた。

船は穀物、石炭、鉄製品、ログなどを運搬するバルクキャリアで、浅喫水船をコンセプトとし、高い推進性能と省燃費性能、積み高の極大化を追求した。独自開発の「Namura flow Control Fin」(NCF)と舵付きフィンを装備し、推進性能の向上と、燃料消費量の低減を図った。

貨物艙は全てセミボックス形状で広い艙口を持ち、5ホールド/5ハッチ。デッキ上にログ積みを行うため、上甲板に固定式及び起倒式のスタンションを装備する。各ハッチカバー間の船体中心線上に4基のデッキクレーンを装備しており、荷役設備が無い港湾でも荷役作業が可能。

バラストタンク新塗装性能基準に対応し、バラストタンクの腐食を防止することで、船舶の安全性を高めている。主機関と発電機関は、海洋汚染防止条約(MARPOL条約)によるNOx排出規制に適合した機種を採用している。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. メルセデスベンツ『CLA』新型、第4世代「MBUX」にセレンスの会話型AI技術搭載
  3. トヨタ『ランドクルーザー』公式アイテム、2025年夏の新作発売へ
  4. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  5. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る