【新聞ウォッチ】来春の新卒採用計画、トヨタ横ばい、ホンダ微増、日産は技術系3割増

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2014年3月17日付

●内閣支持横ばい59%、本社世論調査(読売・2面)

●マレーシア、不明機南へ飛行か、インド洋に墜落の可能性も(読売・39面)

●ロシアに編入、承認へ、クリミア住民投票実施(朝日・1面)

●F1豪州GP、可夢偉0周リタイア(毎日・17面)

●人気商品開発ヒストリー、住友ゴム工業、常識破り「脱・石油」タイヤ(産経・10面)

●製造業、大卒採用2桁増、3年ぶり電機や車けん引 (日経・1面)

●車部品など対米輸出拡大、米韓FTA2年(日経・7面)

ひとくちコメント

「賃上げ」の話題で連日ニュースとなった2014年春闘がピークを過ぎると、次は企業の新卒採用計画だが、きょうの日経が、2015年春の採用計画調査の1次集計結果を取り上げている。

それによると、円高の修正による企業業績の回復を背景に、製造業の大卒採用が14年春に比べ13.4%増と、3年ぶりの2ケタの伸びとなったという。このうち、電機や自動車・部品などが大きく増増えたほか、非製造業も小売りや金融の伸び率が高く、大卒全体で15.2%増。「リーマン・ショック前の07年の水準に迫ってきた」(日経)と指摘している。

新卒採用数の上位企業ランキングでは、1位がイオングループで約3000人(前年2600人)、2位が三菱東京UFJ銀行、3位がみずほフィナンシャルグループと続く。自動車関連では、トヨタ自動車が9位で1160人だが、前年とほぼ同数に抑えている。また、610人の日産自動車は27位で、前年よりも70人ほど多い。595人のホンダも29位で微増。自動車メーカーでトヨタ、日産、ホンダの3社以外では、三菱自動車やマツダ,富士重工などは「未定」としている。

各企業とも技術系と事務系の採用人数には大きな開きがある。日産は技術系を330人と3割増やすほか、トヨタも技術職を530人採用する計画という。ただ、採用数は人気企業ランキングとは違い、どんなに人数を増やしても、優秀な人材を多く集められるかどうかは人事担当の腕くらべとなる。

《福田俊之》

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