三井造船は、北海道大学向け練習船の命名・進水式を、玉野事業所で実施した。
船は、北海道大学の山口佳三総長が「おしょろ丸」と命名した。
船は、現在就航中の「おしょろ丸(4代目)」の代替船となる。現行おしょろ丸は、1983年に三井造船が建造して以来、31年間にわたって学部学生の実習や漁業・海洋に関する調査研究に活用されてきたが、今回、代船建造したもの。
今回の命名・進水を経て、今後、岸壁で艤装工事を行った後、今年7月に竣工、引渡される予定。
船は、東日本大震災の復興支援に引き続き活用していくとともに、世界の水産・海洋分野で活躍する人材の育成を目指し、「海洋生態系の保全と食資源の確保、持続可能な資源管理」といった水産科学分野のニーズに対応し、世界水準の教育研究を実践する教育プラットフォームとして活用していく。