アウディ TT 新型、3世代目への進化の足跡[動画]

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新型 アウディ TT
新型 アウディ TT 全 1 枚 拡大写真

ドイツの高級車メーカー、アウディが3月4日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー14でワールドプレミアした新型『TT』。同車の公式映像が、ネット上で公開された。

アウディは1998年、初代アウディTTを発表。斬新なデザインのスポーツクーペとして、人気を集めた。現行TTは2代目モデルで、2006年に誕生。当初はクーペボディのみだったが、後にオープンの『TTロードスター』が加わった。ジュネーブモーターショー14で初公開されたのは、3世代目モデルとなる。

新型TTの表情には、アウディの最新デザイン言語を導入。具体的には、アウディ独自のシングルフレームグリルは、新デザインへ発展。ヘッドライトには、アウディが得意とする最新LED技術、マトリックスLEDが用意される。一方、ルーフラインやテールランプのデザインは、初代から続くTTらしいデザインとした。

インテリアの最大の特徴は、新開発のデジタルディスプレイが設定された点。「バーチャルコクピット」と呼ばれ、ドライバー正面のクラスター内に、12.3インチのTFTモニターを配置。2種類のモードが切り替えられる。ひとつは、通常のモード。もうひとつは、ナビゲーション画面を表示。もちろん、このモードでも、速度計やエンジン回転計は表示される。

欧州仕様のエンジンは、ガソリンが直噴2.0リットル直列4気筒ターボ「TFSI」。最大出力は230psを発生する。最大トルクは37.7kgm/1600-4300rpm。FFの6速MT仕様は、0-100km/h加速6.0秒、最高速250km/h(リミッター作動)。4WDの「クワトロ」の6速Sトロニック仕様は、0-100km/h加速5.3秒、最高速250km/h(リミッター作動)の実力だ。

高性能グレードとして、新型『TTS』もラインナップ。直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TFSI」は、新型『A3』シリーズの高性能グレード、新型『S3』用と基本的に共通。ただし、最大出力は10ps引き上げられ、310psを獲得する。最大トルクは38.7kgmを、1800-5700rpmの幅広い領域で発生し続ける特性。

トランスミッションは6速MTが標準で、6速Sトロニックはオプション。Sトロニックには、ローンチコントロール機能が付く。駆動方式は4WDのクワトロ。新型TTSは、0-100km/h加速4.7秒、最高速250km/h(リミッター作動)のパフォーマンスを実現する。

今回、アウディが公式サイトを通じて配信した映像では、1998年の初代から続く進化の足跡とともに、最新の3世代目モデルを紹介している。

《森脇稔》

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