英国の高級車メーカー、ジャガー・ランドローバーは3月20日、英国のヘイルウッド工場に4500万ポンド(約76億円)を投資し、新たなプレスラインを設置したと発表した。
新たな車体プレスラインは、高さ13m、長さ85m以上。ジャガーとランドローバーの両ブランド車の、アルミおよびスチール製ボディパネルのプレス加工を行う。
設置されるプレス機は、ジャガー・ランドローバー初のサーボプレスライン。7900トンもの圧力がかけられる性能を備えており、ジャガー・ランドローバーの工場としては、最速かつ最大、最も強力なプレス機になるという。
ジャガー・ランドローバーでは、日本のアイダエンジニアリング製のこのプレス機を、3月末にヘイルウッド工場に導入。4月から試験稼働を開始する予定で、今夏から操業を開始。秋には、フル生産体制に移行する計画。
ヘイルウッド工場のリチャード・エルス氏は、「新たなプレスラインは、ジャガー・ランドローバーの英国工場に対する長期に及ぶ投資を強化するもの。ヘイルウッド工場は、欧州で最も柔軟で先進の自動車工場のひとつ」と語っている。