【カーデザインコンテスト】受賞者に現役デザイナーがアドバイス

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第2回カーデザインコンテスト開催
第2回カーデザインコンテスト開催 全 9 枚 拡大写真

自動車技術会デザイン部門委員会は、3月27日に第2回カーデザインコンテストの表彰式を行い、その受賞者を対象に、現役デザイナーによるデザインスケッチの講習会が行われた。

このコンテストは、中・高校生を対象に、“近未来社会にあって欲しいクルマ”をテーマに描画作成にて募集。全ての応募に対して、最も優れている作品に贈られるカーデザイン大賞1名。デザイン性に優れ、イメージや機能が最も優れて絵に表現されている作品に贈られるカーデザイン賞(中学生の部・高校生の部各1名)。ダビンチ賞(中学生の部・高校生の部各1名)は、工学的な工夫に優れた作品に贈られた。

その受賞者を対象に、表彰式後、現役デザイナーが現在使用しているPCでスケッチを実演。その後、各受賞者と現役デザイナーがマンツーマンで、応募作品をもとにスケッチの手法やコツ、ペン使いのテクニックなどをレクチャー。さらには、コンセプトの考え方や、発想方法などをアドバイスし、受賞者のさらなるスキルアップの手助けを行っていた。

『Smrat ~ smart × rat ~』でカーデザイン大賞(最優秀賞)を受賞した高橋真奈美さんにアドバイスを行った、トヨタデザイン本部トヨタクリエイティブスタジオの山田陽介さんは、「絵が本当にうまいので、これはすごいなと思った」と第1印象を述べる。そして、「僕が教えられることがあるとすれば、絵の描き方ではなく、どのようにデザインは行われているのかをわかりやすく伝えてあげることだと考え、順序立てて理解しやすい資料を事前に作成し伝えていった」と話し、「そうすることで、よりデザインが楽しいと思ってもらえれば、将来本当にデザイナーを目指してもらえるだろう」と今後への期待を語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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