パナソニック、一般電源事業を譲渡して車載電源分野に特化…競争激化で事業の選択と集中

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パナソニックは3月27日、車載向けを除く電源、トランスなどの一般電源事業を、日本マニュファクチャリングサービス(nms)のグループ会社へ譲渡すると発表した。

パナソニックの電源事業は、これまでOA機器、車載、AV機器向けに幅広く展開してきたが、今後の競争激化を見越して、車載を除く一般電源事業をnmsグループ傘下で新たな事業展開を図ることになった。

パナソニックは今後、車載用の電源分野に特化して事業の選択と集中を進め、成長を目指す、という。同社は、強みを持つ車載電源事業に集中して、車載電源関連機器の拡販を図るものと見られる。

今回の両社の合意で、パナソニックは三重県松阪市、中国・広東省、香港の一般電源事業をnmsグループへ、2014年10月を目途に譲渡する。当該事業のパナソニックの社員はnmsグループ会社へ出向することになる。またパナソニックは、事業移行をサポートするため譲渡先のnmsグループ会社へ15%未満の出資を行う。

《山内 博》

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