JR東日本、両国・亀戸駅開業110周年で記念イベント

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かつて房総半島方面に向かう列車のターミナルとして機能していた両国駅。まもなく110周年を迎える。写真は2008年12月の両国駅舎。
かつて房総半島方面に向かう列車のターミナルとして機能していた両国駅。まもなく110周年を迎える。写真は2008年12月の両国駅舎。 全 5 枚 拡大写真

JR東日本千葉支社は3月27日、総武本線の両国駅(東京都墨田区)と亀戸駅(江東区)の開業110周年を記念したイベントを実施すると発表した。

両国駅では4月5日に開業日記念イベントを実施。通常は使用していない団体・臨時列車用の3番線にE217系付属編成(4両)を停車させ、車内で「駅・車掌業務体験」を行う。参加できるのは小学生以下の子供とその家族で、実施時間は10時30分から15時まで(14時受付終了)。また、同駅構内の展示物などをヒントに駅や両国の歴史を学ぶクイズラリーを10時から16時まで実施する。

このほか、4月5日~5月6日の毎日と5月10日~6月29日の土曜・休日に限り、10時から19時まで「両国駅歴史展」を同駅で実施。3番線ホームにつながる通路の壁に、両国駅と両国地域の歴史についての展示パネルを設置する。

開業110周年の記念入場券も両国・亀戸両駅で発売される。両駅の大人・子供入場券(計4枚)と専用台紙をセットにしたもので、専用台紙の図柄は亀戸駅と両国駅で異なる。発売額は1セット420円。購入者には先着440人まで両国駅の立体カードかキハ58系・165系・101系のペーパークラフトのいずれか1点がプレゼントされる。発売期間は4月5日8時から5月25日までの予定だが、発売数は亀戸駅が500セット、両国駅が1000セットとなっており、完売次第、発売を終了する。

亀戸駅は1904年3月29日に開業。両国駅は同年4月5日に両国橋駅として開業し、1931年に現在の駅名に改称された。両国駅は房総半島方面に向かう急行列車のターミナルとして機能していたが、1972年に東京~錦糸町間を結ぶ地下線が開業したことでターミナル機能が徐々に縮小され、2010年までに同駅始発・終着の定期列車が消滅している。

《草町義和》

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