オペル、中国市場から撤退へ…GMは ビュイック に注力

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オペル インシグニア スポーツツアラー(上海モーターショー13)
オペル インシグニア スポーツツアラー(上海モーターショー13) 全 2 枚 拡大写真

米国の自動車最大手、GMの欧州部門のオペル。同ブランドが、世界最大の新車マーケット、中国から撤退することが判明した。

これは3月28日、オペルが明らかにしたもの。「2015年1月をもって、オペルブランドの中国での販売を中止する」と発表している。

GMにとって、中国は最重要市場のひとつ。欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループと、激しいトップ争いを展開している。その中国において、GMの1ブランド、オペルが撤退する理由は何か。

オペルのカール・トーマス・ノイマンCEOは、「中国でオペルブランドの認知度を引き上げ、販売ネットワークを拡大するには、数100万ユーロのコストが必要。撤退の決定は、遅すぎた」とコメント。

今後、GMは中国において、オペルに代わるブランドとして、ビュイックに力を入れる方針。2013年の中国での販売実績は、オペルが4365台(ディーラー拠点数は22)。一方、ビュイックはおよそ81万台(ディーラー拠点数は650)だった。なお、中国で販売されているビュイック車の一部は、オペルのOEMとなっている。

《森脇稔》

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