北大阪急行延伸構想で基本合意…2020年度開業へ

鉄道 行政
北大阪急行線延伸部の路線図。2020年度の開業を目指す。
北大阪急行線延伸部の路線図。2020年度の開業を目指す。 全 2 枚 拡大写真

大阪府と箕面市、北大阪急行電鉄、阪急電鉄の4者は3月31日、北大阪急行線の延伸を実施する方向で基本合意したと発表した。

合意によると、この構想は北大阪急行電鉄が運営している南北線を千里中央駅(大阪府豊中市)から新箕面駅(仮称、箕面市西宿1丁目付近)まで約2.5km延伸するもの。途中には箕面船場駅(仮称、箕面市船場東3丁目付近)を設置する。延伸部は箕面市と北大阪急行電鉄が整備し、完成後は北大阪急行電鉄が運営する。

想定される整備費用は約650億円で、内訳は建設費が600億円、車両費が50億円。このうち建設費は、北大阪急行電鉄が受益相当額(現時点で80億円)を負担し、それ以外の分は国と大阪府、箕面市が負担する。国は建設費全体から北大阪急行電鉄負担分を差し引いた額の2分の1を、大阪府は建設費全体の6分の1をそれぞれ負担し、残りは箕面市が負担する。車両費は国と箕面市が折半する。

今後は都市計画決定や鉄道事業法・軌道法に基づく許認可など事業化に必要となる法的手続きを進め、基本協定の締結を経て事業に着手する予定。2020年度の開業を目指す。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  2. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
  3. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  4. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  5. 新型EVセダン『マツダ6e』、カーフェスト2025で英国一般初公開へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  3. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
ランキングをもっと見る